前回の記事で、私が実際に「急性低音障害型感音難聴」にかかったときのことを詳しく書きました。
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今回は、この病気についてもっと詳しく紹介します。
目次
急性低音障害型感音難聴とは?
いまだに原因がわかっていませんが、急性あるいは突発的に感音難聴をきたす病気です。
育児中の女性など、ストレスの多い環境に置かれていると発症する病気といわれていますが、ストレスや生活リズム、食生活が関係しているとも考えられている病気のため、男性でもかかります。(というか私が実際になりました。)
突発性難聴やメニエール病と症状が似ている点がありますが、それとは別の病気です。
1990年ごろ、日本で認められるようになった比較的新しい病気です。
以前は突発性難聴の一種とされていましたが、別の病気として分類されるようになりました。
急性低音障害型感音難聴とはどんな病気か?
この病気になる原因はいまだにわかっていません。
発症は急性、もしくは突発性に起こります。
ですが内耳、蝸牛内が水膨れになる内リンパ水腫、いわゆるむくみが発生することによって聴力に影響が出ると考えられています。
ただ、原因として考えられているのは、職場や家庭での精神的ストレス、過労や体調不良などによって引き起こされるといわれています。
私の場合は仕事のストレスもあったと思いますが、それよりも睡眠不足と過労が長期間続いたことが原因ではないかと思っています。
そのうえ、食生活も深夜にご飯を食べるという日か続いたので、乱れた食生活も影響を与えたのかもしません。
この急性低音障害型感音難聴は、20~30代の女性に多いといわれていますが、男性である私もかかったので、性別関係なくすべての世代にかかる可能性があります。
また、この病気にかかりやすい人傾向としては、真面目な人、几帳面な人、責任感が強い人ともいわれています。
急性低音障害型感音難聴はどんな症状?
聴力障害が起こり、低音域の音が聞こえにくくなります。
また、耳の閉そく感、詰まったようなな感じ、耳鳴り(低い音、ボーとかゴーとか)、聴覚過敏(特に低い音が不快に響いて聞こえる)といった症状が出ます。
ただしめまいはないので、突発性難聴やメニエール病とは症状に違いがります。
片方の耳だけに症状が出ることが特徴です。まれに両方の耳に発症することもあります。
私の場合は聴覚過敏がとても不快に感じられ、自宅にある換気扇の音がうるさく感じるのですべて消したり、自宅の時計の音が不快に感じられたり、遠くにある工場からの低い機械音が響いたりしました。
急性低音障害型感音難聴の治療方法は?
病院で処方される薬物療法が基本となります。
自然治癒しやすい病気ともいわれていますが、治療が遅れると聴力が戻らない可能性もあるので、病院での検査治療を強くお勧めします。
また、生活習慣の改善が治癒につながるといわれており、規則的な生活、十分な睡眠、あとは適度な運動、とりわけ有酸素運動を定期的に行うなどがいいといわれています。
共通しているのは、ストレスや過労を和らげることが治療につながるということですね。
私もなるべくバランスのいい食事をとり、週末などはランニングなど運動するように心がけていました。
ほとんどの場合は治りますが、突発性難聴と違って再発する場合がある病気なので、一度治ってもその後の経過は注視したほうがいいでしょう。
再発した場合はメニエール病に移行する場合があります。また、聴力の低下が戻らない場合もあります。
なので、長期間にわたって経過観察することが大切であり、「再発したかも」と思ったら病院へ行って診察してもらいましょう。
急性低音障害型感音難聴・・・その後の経過
この病気が発症してから1年半が経過しましたが、今ではすっきり治りました。
前回の記事でも病気の経過について書きましたが、もう少し詳しくまとめると・・・
- 急性低音障害型感音難聴が発症し、3日以内に耳鼻科へ行く
- 薬を処方され、飲み続けて1~2週間で聴力が回復。
- なんとなく音が識別しにくい、音がこもる感じがする症状が治らない
- 再び耳鼻科に行くが、聴力が回復しているので、とりあえずストレス緩和(精神安定剤)をもらう
- 半年近くかけて、だいぶ聞き取りにくさが解消
- 1年近く経過後、完治
だいたいこのような感じで病気が経過しました。
ポイントは、異変を感じたらすぐに病院に行くことです。
ある知人は耳の異変を感じましたが、病院に行くのが面倒だったので放置した結果、耳の中に水が入ったような感覚が治らなくなったそうです。本人は特に耳は聞こえているので気にしないと話していましたが、出来る限り障害は残したくないですよね? 私は絶対に嫌です・・・。
知人が急性低音障害型感音難聴だったのかまではわかりませんが、耳の病気はすぐに病院に行かないと治らない可能性があるので、注意しましょう。
あと、すぐに治らなくても、医師から処方された薬と生活指導などの助言をしっかり聞き入れ、実践していれば、私のように治る可能性を高められると思います。
不安にかられる生活が続くかもしれませんが、なるべく趣味を楽しんだり、休養を多めに取るなどしてストレスを軽減させる生活を続けましょう。
また、耳の病気には蜂の子サプリメントを摂取してみてください。アミノ酸が含まれており、体作りには大切な栄養素です。